どうも!ハダッコです(`・ω・´)
皮膚科で処方されるニキビの治療薬として
アクアチムクリーム1%、ダラシンTジェルなどがあります。
前回の記事では、ディフェリンゲルについて説明しましたが、
今回はこの2種類の薬について効果や副作用など詳しく解説していきますb
現在できているニキビに有効な治療薬
アクアチムクリーム、ダラシンは両方とも殺菌作用がある、
または抗炎症作用がある治療薬です。
ニキビというのは毛穴が詰まった後に
毛穴の中にたまった皮脂を食べて毒素を排出する
アクネ菌などの肌の常在菌が毛穴の中で暴れるために
起きる炎症です。
さらに、私たちの体は肌の異変に気づき白血球を毛穴の中に送り、
白血球は活性酸素という物質を生み出して
アクネ菌などのニキビ菌を破壊していくのですが。
この活性酸素というのがアクネ菌などだけではなく
皮膚の組織まで破壊してしまうことがあるのです。
このように、ニキビ跡というのは実はアクネ菌などだけではなく
私たちの白血球からも発生しているのです。
アクアチムクリームやダラシンは
白血球などに代わって殺菌もしてくれます。
これによって、アクネ菌などブドウ球菌など
肌の常在菌を消滅させることができるのです。
肌の常在菌がなくなるとニキビができる?
しかし、疑問に感じた方もいるはずです。
そう、「常在菌」というのは必要だから「常在」なのです。
アクネ菌やブドウ球菌などニキビ菌と聞くと
肌に悪いことしかしないと考えている方もいるかもしれませんね。
しかし実際は肌の調子を整える
(正確にはph値という酸性濃度を中和する)ために必要な菌なんです。
そうした肌の常在菌をアクアチムクリームやダラシンは
すべて消滅させてしまうので
当然ですが肌のバランスがおかしくなります。
常在菌がいないために外からの刺激に対して
敏感になってしまったり簡単に炎症を起こしてしまったりしやすくなります。
これによりニキビではないものの、
赤みが増えてしまったり、肌の調子が悪くなってしまいます。
これらはこちらの記事でも紹介しているように
「副作用」ではなく「随伴症状」と呼ばれます。
1ヶ月待って!
こうした一時的な肌荒れの症状は辛いものですが
1ヶ月治療を続けてみてください。
アクアチムクリームやダラシンに対する耐性菌が新しく肌に生まれ、
徐々に肌の常在菌が新しく生成されるようになります。
肌だってずっとやられっ放しではないということですね(^ω^)(笑)
異常に増えたニキビ菌を消滅させるために
対処療法としてアクアチムクリームやダラシンを使っているので
1ヶ月経つ頃にはかなりニキビは引いてくるはずです。
しかし、根本的な肌質の改善ではないために、
2,3ヶ月後にぶり返してしまう恐れが潜んでいるのも
皮膚科治療の怖いところです。
根本的なお肌の改善をしていきたいと
真剣にニキビやニキビ跡に悩んでいる方は
ハダッコが最もオススメしているにきび治療についての記事
をご覧下さい(^ω^)b